鶴野さんへ 盲導犬ウィンを貸与
徳島県が実施している「令和6年度徳島県身体障がい者補助犬育成事業」により、鶴野さんへ盲導犬ウィン号が貸与されました。
2025年1月24日に、徳島県庁で「身体障がい者補助犬貸与式」を開催していただき、森口浩徳保健福祉部長から鶴野さんへ「身体障がい者補助犬貸付決定通知書」が手渡されました。
「ウィン君と学校訪問や様々なイベントなどにも参加して、更なる活躍を期待します。」と御祝いの言葉をいただきました。
鶴野さんは昨年10月15日に、8年間行動を共にした盲導犬ディア君とお別れし、4頭目の盲導犬ウィン君と共同訓練に入りました。
日本ライトハウス盲導犬訓練所で、新しい盲導犬と同室での共同生活が始まり、盲導犬歩行の訓練や衛生管理などを学び、ユーザーと盲導犬のペアとして徳島へ戻ってきました。鶴野さんはベテランユーザーですが、新しい盲導犬との二人三脚はいちからの出発です。
鶴野さんは、ウィン君の性格を「ど」がつくほど真面目で賢くてかわいい。今までの3頭の犬ともまったく違う。散歩中の犬に出会っても冷静で落ち着いて行動できる。自宅でも歩き回ったりすることもなく、足音をさせずに近づいてきたりして、気配が感じられないこともあって面白いです。とおっしゃっています。
鶴野さんは徳島県の人権教育指導員として、学校を訪問し視覚障害のことや盲導犬のことについてお話をされています。既にウィン君も10月から同行してますが、小学校の生徒さんの前でもベテランのような落ち着きぶりを発揮してるようです。
そんなウィン君ですが、最近は甘えることも増えてきて、だんだん家にも家族にも馴染んできた様子です。
これからいろいろなところに出かけて経験を積んで、お互い息のあった歩行ができるよう、信頼を深めていってもらいたいと思います。