7. 盲導犬の引退

10歳〜12歳になると、盲導犬としての仕事を終え、引退します。『引退犬』として引退犬ボランティア宅に引き取られ、ゆっくりと余生を過ごします。

ラブラドールやゴールデンといった犬種の寿命は14歳前後です。盲導犬として役割を果たせるのは個体差はあるものの健康な犬でも12歳が限界と考えています。犬も年齢を重ねると足腰が弱くなり、疲れやすくなります。白内障が出たり、耳が遠くなるということもあります。犬の健康状態を確認しながら、10歳~11歳の間に引退するよう利用者と話し合い引退時期を決定します。

別れはつらいものですが、比較的犬が元気な状態で引退犬ボランティア宅へ引き取られることが望ましいと考えています。