新しい盲導犬ユーザーが誕生しました
酒井さんと盲導犬キャリーです。どうぞよろしくお願いいたします。
令和5年度の徳島県身体障がい者補助犬貸付者に徳島市の酒井喜和さんが選ばれました。1月23日に徳島県庁で貸与式が開かれ、徳島県保健福祉部長より、身体障がい者補助犬貸付決定通知書が交付され、盲導犬キャリーの正式貸与となりました。
現在、徳島では7頭の盲導犬ユーザーが活躍しております。そのうちの4頭が徳島県身体障がい者補助犬貸付事業により貸与された盲導犬です。
酒井さんは網膜色素変性症のため、重度の視覚障害があります。慣れた道は白杖で問題無く歩いていたので盲導犬には興味がなかったようですが、昨年2月に、当会のイベントで盲導犬歩行を体験してくださいました。初めて盲導犬に接し、歩行のスムーズさや爽快感に衝撃を受けられ、熱心に盲導犬訓練士に質問されていた姿が印象的でした。
その後、盲導犬を持ちたいと連絡をいただいてから、盲導犬訓練所への依頼、徳島県への貸与申請と話がスムーズに進み、昨年10月に日本ライトハウス盲導犬訓練所で盲導犬との共同訓練を行うことができました。盲導犬との生活が始まり、毎日、治療院まで通勤していると、ご近所の方から、「元気で歩いてるね!」「気をつけてね!いってらっしゃい!」と温かい言葉をかけてもらってるようです。そんな時は、相棒のキャリーも気分が盛り上がり、シッポを振ってルンルンに歩いてくれるんだとか。
まだ盲導犬との生活は始まったばかりですが、様々な場所に一緒に出かけ社会生活を楽しんでもらいたいと思います。スポーツマンで旅行も好きだという酒井さん、どんどん行動範囲を広げていかれることでしょう。キャリーちゃんと一緒に頑張ってる様子を当会も応援したいと思います。
盲導犬に行き先を指示するのはユーザーです。盲導犬は段差があるところでは止まって合図を送ります。車道を横断するときは、車や障害物を確認してユーザーの支持を待ちます。ユーザーと盲導犬はお互いに助けあうことで、安全に歩行することができます。
歩行中は盲導犬に声をかけたり、犬の気を引くような行動はしないでください!と皆様にはお願いしています。決して、ユーザーにも話かけないでね!ということではありませんので、ユーザーとは普通に会話をしてください。急に驚かせたりすることのないようにお願いいたします。危険な状況の時は、盲導犬の方○○ですよ。と声をかけて助けてください。ご協力をよろしくお願いいたします。