県立総合看護学校での講演
5月29日(金)、徳島県立総合看護学校で開催された「ナイチンゲール生誕祭特別講演」にお招きいただき、ユーザーの酒井さんが講師としてお話しさせていただきました。
今回の講演は、学生の皆さんが事前に酒井さんのテレビ報道を見てくださったことがきっかけです。「元パラリンピックメダリストとして盲導犬と共に支え合い生きる姿や挑戦の歩みを聞き、自立を支える看護の在り方を学びたい」と、学生さん自らの熱い希望によってこの貴重な機会が実現しました。


講演では、パートナーである盲導犬の「キャリー」と共に壇上に立ち、以下のテーマについて実体験を交えながらじっくりとお伝えしました。
自己紹介から始まり、視覚障がいのこと、白杖利用者への誤解、水泳人生とパラリンピック、上京後の変化・支援をお願いする経験、理学療法士として、盲導犬との出会い、盲導犬について、盲導犬ユーザーとして困っていること・世間の誤解、障がい者差別解消法、病院での経験、合理的配慮とは?、医療従事者にできることなど
酒井さんは最後に、「Nothing about us without us(私たち抜きで、私たちのことを決めないで)」というメッセージを学生たちに送りました。医療者が先回りして決めるのではなく、当事者の意思を尊重し、対話を重ねることこそが「自立を支える看護」の根幹であるという言葉に、約300人の学生の皆さんが真剣に耳を傾けてくれました。
当日は諸先生方に温かく出迎えていただき、運営はすべて学生さんが主体となって進行してくださいました。事前の丁寧な説明からスムーズな誘導係、そして講演中のきめ細やかな役割分担など、心のこもった素晴らしいおもてなしに、私たちスタッフもとても気持ちのいい訪問となりました。酒井さんも「学生さんが主体となって企画・運営してくれるのは本当に嬉しいし、素晴らしいですね!」と感動していました。
当会では、こうした啓発活動を通じて、盲導犬への理解だけでなく、誰もが安心して暮らせる社会づくりを目指しています。
今回、素晴らしい企画を立ち上げてくださった徳島県立総合看護学校の学生さんと諸先生方、本当にありがとうございました!


