こんにちは 盲導犬のオズです
徳島市在住の藤川さんとオズ号が仲間入りしました。昨年夏頃、盲導犬ユーザーですが大阪から徳島に転居することになりましたとご連絡があり、当会としてもとても楽しみにしていました。4歳のブラックラブラドールの男の子が徳島にやってきました。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年秋、ユーザーの藤川さんは徳島にUターンされました。以前は県下で仕事をされていましたが、進行性の網膜色素変性症を患い重い視力障がいになられました。職場での失敗が増え解雇となって転職を繰り返したり、目の手術をうけ仕事ができない時期もあったとのことです。もう一般社会での就職は無理だと思い、パソコンの勉強を始め様々な電子機器の操作を習得して職につかれていたそうです。その後、さらにスキルアップをと考え職業訓練を受けるために、大阪の日本ライトハウス情報文化センターで学び、大阪で15年間仕事をされていました。勤務先が移動になる話を機に盲導犬を持つことを考え、盲導犬訓練所で訓練を受けて2年前にオズ号がパートナーとなりました。大阪では人の多い街中をオズ君と一緒に50分歩いて通勤し、オズ君は仕事中はおとなしく机の下で待機して、また一緒に帰ってくるという生活をされていたそうです。
帰郷には、高齢になってきた両親の心配もあったので!とおっしゃっていました。大阪では仕事モードの時間が長かったオズ君ですが、徳島に戻ってからはのんびりリラックスモードになっているようです。実家に帰るとオズ君はおばあちゃんにすっかり甘えているんだとか。最近は自宅周辺を散歩したり、スポーツをしに出かけたり、就職活動も始められたようです。
オズ君は2年前より身体が大きくなって、以前作った洋服が少し小さくなってしまったとのことで、衣装合わせに来局してくれました。徳島に戻ってからはあまり服を着て出かけることがないためか、洋服を着るとテンションが下がってうつむき加減で固まってしまいました。藤川さんに「よかったね〜!ゆったりした服ができて」となだめられ顔を上げてくれましたが、どこか緊張ぎみです。
藤川さんとオズ号、どこかで見かけたら温かく見守ってくださいね。