暑中お見舞い申し上げます

昨今の猛暑はユーザーと盲導犬にとっても大変厳しい状況です。ユーザーは盲導犬の体調管理に気を配り、なるべく昼間の歩行は控える、十分に水分補給をするなど注意をはらっています。

毎年、暑い季節に盲導犬を歩かせることへのご意見が寄せられます。ご心配いただき有難うございます。

ユーザーは、普段徒歩で行くところをバスで行く、タクシーや同行支援サービスを利用するなどの工夫をしています。しかし、バス停まで歩いて行く、目的地が近いところへ歩いて行くなど、どうしても歩行が必要になることもあります。地面の温度を手で確かめたり、盲導犬の状態に気を配りながら歩行しておりますので、温かく見まもっていただければ幸いです。

困っている様子の時は、遠慮無くユーザーに声をかけて助けてください。

横断歩道では、ひと声かけていただけるととても助かります。

信号の色は盲導犬も判別できません。ユーザーが音や感覚で判断して盲導犬にサインをだし、盲導犬は車が止まっているのを見て、車の接近にも気をくばりながら横断歩道を渡ります。

近くにいる方が渡り始めるのもユーザーにとってはサインになります。フライイングで渡り始める方がいた場合は、ユーザーにとってはとても危険な状況になります。

徳島では歩行している人が少ないのも現状ですが、一緒に信号待ちをしている場合は、「盲導犬の方、渡れますよ!」とひと声かけてください。運転中の方も歩行の方もルールを守ることが、障がい者にとって安全な状況となります。どうぞご協力をお願いいたします。

これから夏祭りや阿波踊りなど楽しいイベントも多くなります。皆様もお気をつけてお過ごしください。